子どものころ、しょっちゅう考えたり思ったりしていて、時には眠れなくなるほどにぼくのちっぽけな頭を悩ませたのは、いったい宇宙に果てはあるのかどうかと云うことだった。 なにしろ、現実の世界にはすべて行き着く終わりがあるはずなのに、こればかりはど…
朝の通勤路に電柱があって、そのうちの一本だけが毎朝無闇に騒々しいのである。 もちろん電柱と云うものは、お喋りをしたり唸ったりするものではない。それは電柱の枝に雲霞のごとく集った雀がチュンチュンチュンと鳴きわめいている声で、どう云うわけだか知…
おわり
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